友達の中で割りと早めに結婚し、子どもができた私。少し後から結婚した友達から、妊娠初期について質問を受けることも多いです。
そんな中で気になった質問がありました。それは「妊娠検査薬で陽性っぽい反応が出たんだけど、これって本当に陽性かなぁ?」というもの。
画像付きでLINEがきたのですが、陽性の場合に出る線がとても薄い。めちゃくちゃ薄い。しかもうっすら線な上に、少し時間が経って消えたとのこと。
※画像はイメージです。
「少しの間キャップし忘れてたからかなぁ?」なんてことも気にしていたので、うっすら線が消えたこととの関係についても気になります。他の友達と話していると、同じような経験をしている人が少なくない様子。
そこで今回は、妊娠検査薬のうっすら線が消えた!キャップし忘れと関係ある?と題して、記事にしてみます♪
※参考:ミズホメディーの妊娠検査薬「P-チェック・S」 説明書※
妊娠検査薬でキャップし忘れ!
妊娠検査薬を使用して妊娠の早期検査をする際の手順を簡単にまとめます。
手順1.袋からテストスティックを取り出してキャップを外し、テストスティックの反対側にはめ込んで持ち手にする。
手順2.採尿部に尿をかける。(直接かけるか、紙コップに採尿してつける。)
手順3.採尿部を下に向けたままキャップをかぶせ、平らな場所に置き、1~3分待つ。
手順4.判定が出る。
ざっくりと書くとこんな手順を踏んで判定が出るのですが、手順3の「キャップをかぶせ」という部分をすっ飛ばして、キャップし忘れのまま判定を待ってしまうあわてんぼさんが意外と多いみたいなんです。
ただ、結論を先に書いてしまえば、キャップし忘れと判定結果の因果関係はないようです。妊娠検査薬は、妊娠すると体内で作られて尿中に含まれるようになるホルモン(hCG)が検出されるかどうかで判定しているため、キャップをすぐにしても、し忘れても、そのホルモンの有無に変化はないからです。
妊娠検査薬でうっすら線が出た!
では、私の友達同様に検査結果が「うっすら線」だった場合、何が理由なのでしょう?考えられる原因はいくつかあります。
1.尿をかける時間が短すぎた
記事作成のために参考にした検査薬の説明書には
採尿部全体に5秒以上かけるか、紙コップに採尿し、テストスティックの採尿部全体が浸かるように10秒間つけること
とあります。
先述の通り、ホルモンに反応して陽性の線が出るので、尿をかける時間が短くても即時濃い線が出ることもあるようですが、一原因として考えられることではあります。
2.フライング検査をしてしまった
生理が周期通りこない・・・?というキッカケで妊娠検査薬での検査をすると思いますが、生理予定日のおおむね1週間後から検査が可能になります。これは、妊娠初期では人によって当該ホルモンがごく少ないことがあるためです。つまり、ホルモンは検出されたもののその濃度が低いため、うっすら線が出た可能性があるということです。
妊娠検査薬のうっすら線が消えた!?
さて、妊娠検査薬でうっすら線が出た場合の理由について書きましたが、このうっすら線が一定時間経過後も消えずに残っている場合と、一定時間経過後に消えてしまう場合があります。
この一定時間経過後に消えたうっすら線は、蒸発線というものの可能性が高いようです。
蒸発線とは
時間が経って検査薬にしみ込んだ水分が蒸発し、濃くなった尿の成分と検査薬が誤反応した時に現れる線
のことだそうです。
蒸発線の特徴としては、1.採尿部に尿をかけてから10分程経ってから出ることが多い。 2.線の色が薄く、時間が経つと消えることが多い。 などがあります。
私が質問をもらった記事冒頭の友達の消えたうっすら線は、実際にこの蒸発線だったようで、妊娠はしていなかったことが後になってわかったと聞きました。
まとめ
妊娠検査薬を使うとき、使ったあとって、なんだかドキドキもやもやしますよね。検査薬の説明書にも記載のあるとおり、妊娠しているかどうかを補助的に検査するものであって、妊娠の確定診断を行うものではありません。
陰性反応が出た場合や、蒸発線だろうな~という場合でも、受診してみたら妊娠してた!なんてこともあるようなので、当たり前のことではありますが「もしかして妊娠かも?」と思ったら、産婦人科で受診をするのが一番確実ですね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。
【あわせて読みたい】