結婚、妊娠、そして出産。
どれも喜ばしいことですが、妊娠時にはつわりがあったり、出産時には陣痛があったりと、嬉しいことばかりではありません。もちろんそれらを乗り越えれば、幸せな瞬間や生活が待っているわけですが、出産時に避けては通れないのが陣痛ですね。
今は無痛分娩なんていう医療技術の進歩が為せる業もありますが、自然に産みたいという声もよく聴くものです。
陣痛による痛みについては色々な例えが溢れていますが、当たり前のことながら男性(夫婦でいうところの夫)には経験することができません。陣痛の凄まじさも、それを乗り越えた後の感動も、女性(妻)にしか理解し得ないものだと思います。
だからといって、夫が陣痛に耐える妻を目の前にして何もしなくていいわけがありません。何かしら、夫のできること・役割があるはずだと思います。
そんなわけで今回は、「陣痛で夫ができること!役割やマッサージ方法は?寝るのはNG?」と題して記事にしてみたいと思います。
もくじ
陣痛がきた!夫の役割は?
「夫の役割」と書いてはみましたが、実際に出産するのも陣痛を耐えるのも夫ではなく妻です。逆立ちしても、その点をひっくり返すことは決してできません。
ですから、陣痛がきた際の夫の役割を一言で表現するならば「妻のサポート役」です。それ以上でも以下でもないと思います。
単にサポートの役割といえど、じゃあ具体的に何をすればいいんだ!?と思うでしょう。私の考える陣痛時の夫の役割は、①妻の要望を汲み取り応えること(身体的なサポート) ②心に寄り添うこと(精神的サポート) の2つです。
陣痛中に夫ができること
先述した夫の役割である、①妻の要望を汲み取り応えること(身体的なサポート) ②心に寄り添うこと(精神的サポート) を果たすため、具体的に夫ができることは何でしょうか?
私個人的な考えですが、できることに正解はないと思っています。なぜなら、陣痛中に妻が要望することは個々人によって違うからです。
そもそもこの記事では「立ち会い出産」を前提に書いていますが、出産に際して夫に立ち会ってほしいかという点においてだけ考えても、女性の答えは二分するわけです。
さらに、陣痛始まり~子と対面までずっと一緒にいてほしい方もいれば、出産の直前に分娩室で立ち会ってくれたらいいという方もいるでしょう。妻の要望の数だけ、夫の「できること」は大きく変容するという前提を持っておく必要があると思っています。第一子と、第二子以降とで要望が変わる女性もいるかもしれません。
大切なのは、陣痛始まり~出産とその後までにおいて、夫にとってのできること(妻がしてほしいこと)について出産日を迎える前までに夫婦でお話しする機会を持ち、「妻の要望すること=夫ができること」になるまで、夫婦での認識合わせを事前にしっかり行っておくことだと思います。
陣痛中のマッサージ方法は?
ここからは、妻の要望として ①陣痛始まりから立ち会ってほしい ②陣痛の痛みを緩和するために何かしらのことを夫にしてもらいたい という気持ちがあることを前提として、陣痛中に夫がしてあげられるマッサージ方法について、調べたことをまとめていきたいと思います。
夫ができる陣痛マッサージ(1) テニスボールでおしりを押す
いわゆる「いきみのがし」というやつです。
陣痛中はどうしても身体に力をいれてしまうため、赤ちゃんのための酸素が十分に巡らなくなってしまうことがあるそうで。身体に入ってしまう力を少しでも減らすためのマッサージとして、テニスボールやにぎり拳でおしり(肛門あたり)を押すことが有効とのことでした。
夫ができる陣痛マッサージ(2) ツボ押し
三陰交(さんいんこう)という、足の内くるぶしから指4本程度上部にあるツボを押すことで、陣痛が和らぐとされているようです。
冷え性解消のツボとしても知られるそうなので、出産時に関わらずマッサージしてあげると喜ばれるかも!?
妻に陣痛。夫が寝るのはNG?
陣痛は間隔が徐々に短くなるまで、どの程度かかるのか大きな個人差があります。
陣痛開始時からすでに間隔が短くてすぐに分娩室へということもあれば、丸1日以上出産まで陣痛が続くことも少なくないみたいです。
出産時間帯が夜中~早朝となることも多いため、立ち会う夫が陣痛中に寝る問題が勃発し、妻の怒りを買うという事案がネット上でも散見されます。なかなか難しい問題ですね…。
寝るのをNGとするか、許容するかは妻次第です。「陣痛中に夫ができること」の章でも書いたとおり、妻の意向を事前にリサーチした上で、どういった居振る舞いをするのがよいのか、許容されているにしてもどういった配慮が必要なのか、しっかり考えて寝る・寝ないの判断をすることで、出産後の夫婦の信頼関係にも繋がっていくと思います。
まとめ
出産・陣痛時に夫ができることについてまとめてみました。
長々と書きましたが、一番大切なのは 命懸けで新しい生命の誕生に立ち向かう妻に敬意を持ってサポートしようという気持ち だと思います。気持ちは行動に表れ、結果相手に伝わるものですからね。
出産・陣痛に共に立ち向かう夫婦のために、本記事が少しでも役立ちましたら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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